転写箔を使ったパッケージデザイン
転写箔は金属の皮膜に塗料を加えて染色したものに熱を加えて転写をするもので、元々は日本の伝統的な工芸品に模様を付けるために利用されてきました。湾曲していて筆で描くのが難しい面でも、転写箔ならばしっかりと描くことが可能です。それらの技術は時代と共にアレンジされ、現在ではパッケージデザインをはじめとする様々な用途に使用されています。例えば洗剤や薬品などを封入する樹脂製のボトルは、内容物を安全に保管することが最優先となり、比較的印刷がしにくい素材が使用されているケースが多くなっています。そこへ商品名やロゴ、内容物の説明などをプリントしたいところですが、そんな時に力を発揮するのが転写箔です。それらのボトルは一見すると表面が滑らかに見えますが、実はミクロ単位では細かな凹凸が存在しています。
そこへ箔を乗せて熱を加えれば凹凸の奥まで溶解した箔が入り込み、しっかりと定着させることが可能です。インクや顔料ならば簡単に剥がれてしまっていたところ、分子レベルで熱蒸着されていることから滅多に剥がれることはありません。これにより商品を見た顧客におなじみのメーカーのロゴや商品名、内容物の説明などを確実に伝えることが可能となりました。これらのプロセスにはカタニ産業株式会社が持っている伝統的な技術が応用されており、職人技と現代のテクノロジーの融合により高精細なデザインと優れた耐久性を両立することに成功しました。滑らかな面に剥がれにくい印刷が見えた時には、同社の技術が活かされているに違いありません。